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慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

夕学レポート

2014年03月18日

第11回 5/28(水) 藻谷浩介さん

photo_instructor_712.jpg第11回 5/28(水)は、日本総合研究所主席研究員藻谷浩介さんです。
前著『デフレの波』が大ベストセラーとなり、一気に全国区のエコノミストとして世に出た藻谷さん。日本経済が直面する最大の問題は「二千年に一度の人口の波」だ、と言うご指摘は、ハッとさせられる気づきを与えてくれました。
夕学でも素晴らしい講演をしていただきました。
http://www.keiomcc.net/sekigaku-blog/2011/04/ppt.html
藻谷さんは、日本政策投資銀行時代には、平成合併前3,200市町村の全てを、ほぼ自費にて巡歴し(しかも2度、3度)、地形・交通・産業・人口動態・通勤通学動態・郷土史等を詳細に把握した地域研究・地域振興政策研究の専門家です。
昨年上梓された『里山資本主義』は、そんなライフワークの一環と位置づけられる好著でした。
自らナビゲーターとして出演したNHK広島局制作の「里山資本主義シリーズ」で取材した、身近な資源を活用する地域発の新たな取り組みを書籍化したものです。こちらも前著に負けない大ベストセラーとなりました。
私も信州の出身なのでよく分かりますが、日本の山村、農村にはどこにいっても里山があります。里山には、先祖が営々守り育んできた自然と人間の共生システムがあります。里山のルールを守っていれば、いまの時代でも、水と食料と燃料、それに幾ばくかの現金収入がちゃんと手に入ります。
里山を維持できるか、それとも失ってしまうのか、瀬戸際の危機にある日本の現状を確認しつつ、里山が持つ価値について考えてみよう。
そんなお話が伺えるものと思います。

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