夕学レポート
2008年09月10日
第3回10/21(火) 夏野剛さん
第3回(10/21)は、元NTTドコモ執行役員で慶應SFC特別招聘教授の夏野剛さんです。
夏野さんといえば、「iモード」の育ての親として、あまりに有名な方です。
10余年前、iモード立ち上げのためにベンチャー企業からNTTドコモに転身。iモードからおサイフケータイ、クレジットサービスiD、DCMXまで様々なサービスを世に送り出してきました。
この10年の日本のケータイビジネス、文化をリードしてきたキーマンと言ってもよろしいかと思います。
ケータイは、この10年間で、電話から、マルチメディア端末、おサイフ、生活ツールへとその意味づけを変容させてきました。
その進化は、技術革新が新たなサービスを可能し、商品の価値を高め、市場を拡大してきた典型例ともいえるでしょう。
とはいえ、先端的な技術とサービスの開発にこだわった結果、進化のスピードが、大衆者ニーズを追い越してしまったとも言われます。
日本市場にフォーカスした高機能・高付加価値化が、グローバル競争の場面ではマイナスに作用したと指摘する人も多くいます。
果たしてケータイはこれからどこに行くのか。
ケータイビジネスの最前線を歩いてきた夏野さんが、自由な立場に変わったいま、モバイル技術やケータイビジネスの近未来にどんな像を描いているのか。
興味津々の講演です。
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