KEIO MCC

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夕学レポート

2008年10月06日

第19回 12/19(金)島田亨さん

第19回(12/19)の講師は、楽天野球団の島田亨オーナーです。
球団創設4年目で、はじめて最下位を脱しようかというところまで成長してきた楽天。夏場にはクライマックスシリーズも狙えるかという快進撃も見せました。岩隈の投手三冠、リックの首位打者も確定しました。野村監督のボヤキはいまやエンタテイメントの境地に達していますし、マー君はオロナミンCの顔になりました。
失礼ながら、オリックスと近鉄の合併に際して「あぶれた選手」で構成した球団が4年間で、よくぞここまできたものだと思います。
楽天の発展を球団経営の側面から支えたのが島田オーナーでした。
リクルート出身で、インテリジェンスの創業メンバーとして株式上場に成功し、若き起業家、投資家のひとりであった島田さんは、三木谷さんから球団経営者として声をかけられるまで、スポーツビジネスとは無縁のビジネス人生を歩んでいたと言います。
常識外の出発をした楽天にとっては、専門外の島田さんに経営を委ねたことが結果的には成功につながりました。
一年目、成績はダントツの最下位に沈みながら、球団経営としては数十万円の黒字を達成したというニュースは、「球団経営は儲からないんです」と断言した某有名オーナーの鼻をあかしたという感がありました。
成功の陰には、地道なスポンサー獲得やファン獲得などの地域密着活動があったそうです。
島田社長みずから、講演会などで宮城県内数十カ所を回って、広報活動を行ったと聞いております。
ロッテ球団に続いてプロ野球経営の新しいモデルを提示しつつある島田さんに、夕学ではおなじみのスポーツジャーナリスト二宮清純さんが迫ります。

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