夕学レポート
2009年09月23日
第18回 12/21(月) 福島智さん
第18回 12/21(月)の講師は、東大先端科学技術研究センター教授の福島智先生です。
ぼくが光と音を失ったとき、
そこにはことばがなかった。
そして世界がなかった。
ぼくは闇と静寂の中でただ一人、
ことばをなくして座っていた。
ぼくの指にきみの指が触れたとき、
そこにことばが生まれた。
ことばは光を放ち、
メロディーを呼び戻した。
詩「指先の宇宙」 福島智作 より抜粋
朝日新聞の記者 生井久美子さんが、福島先生を取材した記録『ゆびさきの宇宙』は、上記の詩からははじまっています。
4歳で右眼を摘出し、8歳で全盲に、14歳で右耳の聴力を失い、18歳で全ろうに。
次々と襲う困難と闘ってきた福島先生が、「ゆび点字」という新しいコミュニケーション方法を開発・修得した時の歓びを詩に託したものです。
全盲・全ろうではじめて東大教授に就任した、日本のヘレンケラーこと福島智先生。
障害を背負った自分が生きていく意味は何か、神が与えたもうた使命があるとすれば、それは何か。
それを問い続けている福島先生が語る「バリアフリーと私達の未来」は、障害を克服するために、私達の科学や技術が作りだしたあらゆる手段・方法が果たすべき、真の意味は何か問い掛けるでしょう。
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