夕学レポート
2009年09月29日
第22回 1/19(火) 渡辺靖さん
第22回 1/19(火)の講師は、慶應SFC教授の渡辺靖先生です。
文化人類学の方法論に則ったアメリカ研究で名高い渡辺先生。朝・毎・読三誌のコラムや書評も執筆され、新進気鋭の知識人として将来を嘱望されている方です。
ペリーの浦賀来航から150年余り、日本の近代は、アメリカによって拓かれ、アメリカとの協調、対立、戦争、従属、同盟の歴史でした。
日本は常にアメリカとの関係によって彩られてきたといえます。
夕学でも、阿川尚之先生、藤原帰一先生などにアメリカ論を語っていただいてきました。
アメリカのアメリカたる所以は何かといえば、そのケタはずれの多様性でしょう。
東海岸のビジネスエリートが語るアメリカ、シリコンバレーのベンチャー経営者に見るアメリカ、中西部の田舎町のおじいさんが信じるアメリカ、メキシコ国境近くに住むスパニッシュのアメリカ。
まったく異なるアメリカでありながら、いずれも真実のアメリカであることに変わりはありません。
冷戦終結以降、長く続いてきた「アメリカの孤立」を経て、多様性の象徴であるオバマが登場し、世界との協調を声高く語りはじめたアメリカ。
アメリカを理解するうえで、私達に欠けている情報は何か、日本という場からアメリカを解釈する際に注意点は何か。
アメリカを見るうえでの視座について教えていただければと思います。
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