夕学レポート
2013年03月25日
第16回 6/27(木)三宅秀道さん
第16回 6/27(木)にご登壇いただくのは、東海大学専任講師の三宅秀道先生です。

昨年の秋、東洋経済社の方が夕学にお越しになって、「この先生を検討してもらえませんか」とおっしゃって、三宅先生の『新しい市場のつくりかた』という本を献本いただきました。
ど真ん中の直球のようなタイトルと、”「余談」の多い経営学””B級グルメを狙う” という副題や帯文のアンマッチ具合に惹かれるものを感じつつも、その頃忙しかったこともあって、目を通せずに傍らに置いたままにしておりました。
しばらくして、facebbokで、信頼する何人かの方が「これは面白い」という評価をされることが続き、読んでみるとこれが面白い。
フランス料理や日本懐石ではありませんが、旨いカレーやラーメンのような味わいがあります。
夕学にご登壇いただけることになったこの機会に、東洋経済社の佐藤さんにも改めて御礼申し上げます。
三宅先生は、関西ローカルのシンクタンクや品川区の産業振興課などで働いた経歴もあるようで、大所高所からの戦略論というよりは、現場起点の経営学者を標榜していらっしゃるようにお見受けしました。
恩師のお一人でもある東大ものづくり経営研究センターの藤本隆弘先生のいう「地上5メートルからみた戦略論」の系譜を継いでいるのかもしれません。
今回の夕学では、この本をモチーフにして、技術偏重の経営戦略ではなく、新しい文化の開発こそが新しい市場を創造するという見方で、日本の産業の可能性について論じていただく予定です。
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