夕学レポート
2013年04月05日
第25回 7/30(火) 延岡健太郎さん
第25回 7/30(火)今期最後の登壇は一橋大学イノベーション研究センター長・教授の延岡健太郎先生です。
延岡先生の夕学登壇は2004年以来(当時は神戸大)二度目になります。
80年代末、当時飛ぶ鳥落とす勢いであった日本の自動車産業を研究しようと、アメリカ経営学界は日本の若手経営者を次々と招聘していました。
この頃、ハーバードに藤本隆弘先生(東大ものづくり経営研究センター長)、MITスローンに延岡先生、武石彰先生(京都大学大学院教授)など、そうそうたるメンバーがボストンで研究をしていました。
いずれの方も現在は、日本のものづくり経営、イノベーション研究の第一人者として大活躍をしていらっしゃいます。
延岡先生が提唱されているのは、「価値づくり経営」です。
ものづくりの目的は、よいモノをつくることではなく、価値づくりにある、と喝破する延岡先生は「顧客が真に喜び、主観的に意味付ける意味的価値」が鍵を握ると言います。
この原理は、アップルのような消費財についても、3Mのような生産財についてもまったく変わることはないと。
最終回の講義は、意味的価値の創出とコア技術戦略を中心に、価値づくり経営について語っていただきます。
登録

オススメ! 春のagora講座

5月17日(土)開講・全6回
平野 昭さんと【系譜で読み解くクラシック音楽】
近年再評価や再解釈の進むブラームス音楽の本質と、ドイツ・ロマン派音楽の豊かな魅力を楽しむ。

オススメ! 春のagora講座

6月14日(土)開講・全6回
小泉 悠さんと考える【日本の安全保障】
政治、経済、環境、技術など多角的な要因を考慮する広義な「安全保障」を議論する。

人気の夕学講演紹介

5月15日(木)18:30-20:30
人間はなぜ顔に魅せられるのか
中野 珠実
大阪大学大学院情報科学研究科教授
他者や自己の顔をどのような脳の仕組みで認識しているかを紐解くことで、人間とは何かという問題に迫ります。
登録