夕学レポート
2013年09月13日
第13回 11/21(木) 駒崎弘樹さん
第13回 11/21(木)に登壇いただくのは、社会起業家の駒崎弘樹さんです。
駒崎さんのお名前を初めて聞いたのは7年も前のことになります。慶應SFCの金子郁容先生の講演でお聞きしたのが最初です。「ソーシャルアントレプレナー」という言葉もこの時に初めて知りました。
駒崎さんが創設し、いまも代表理事を務めるNPO法人フローレンスは、日本のソーシャルアントレプレナーの草分けであり、もっとも成功している組織のひとつです。
1. 社会をより良くしようというミッション性が明確にある。
2. 経済的リターン(利潤)と社会的リターンの両立ができること。
3. 継続的な事業として社会の問題を解決していくこと。
4. イノベーションを実践していること
金子先生によれば、これがソーシャルアントレプレナーの定義になりますが、フローレンスは、その全てにあてはまる組織です。
病児保育、待機児童問題、ひとり親支援といった、働く母親にとって避けられない社会問題に正面から取り組み、しかも継続的な成長と着実な利益を実現しています。
成熟社会の新しい公共のあり方として、成功例を提示してくれる存在といえるかと思います。
最近は政府の審議委員なども積極的に引き受けて、社会起業の啓蒙活動にも取り組む駒崎さんは、いまや日本を代表する若手有識者のひとりになりました。
社会を変えること、継続的な事業体として自立すること、これまで相反するといわれてきたアプローチの本質をお聞きします。
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