KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

夕学レポート

2014年03月20日

第13回 6/6(金) 窪寺恒己さん

tsunemi_kubodera.jpg第13回 6/6(金)は、国立科学博物館標本資料センター コレクションディレクター、窪寺 恒己さんにご登壇いただきます。
人類初、世界初のダイオウイカとの遭遇。
窪寺さんたちの大プロジェクトとその大成功は、私たち日本中をワクワクさせてくれました。
昨年1月に放送された、NHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」はたいへんな反響を呼び、ダイオウイカは一大ブームになりました。
番組は放送前から話題となって、ドキュメンタリー番組としては異例の視聴率16.8%を記録。ダイオウイカに会えると人気が高まり、国立科学博物館で開催された特別展「深海」は、来場者数59万人を記録、たびたび行列ができていました。番組や展覧会をご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
巨大なダイオウイカが、暗く静かな深海のなか突如現れ、動き回る姿は、圧巻でした。と同時に、遭遇の瞬間、頂点に達した窪寺さんたちの興奮と感動が、画面からあふれ伝わってきて、感動を共有しました。
欧米の研究者やドキュメンタリ―製作会社がたびたび試みながらも成功することのなかった、ダイオウイカとの遭遇、インパクトの大きさを感じます。しかしそれだけではなく、”深海の神秘”という、私たち人類にとっての永遠のロマンも背景にあるのではないでしょうか。
ダイオウイカは、16世紀の大航海時代からも、海の魔物として知られ、恐れられていたといいます。私たちと同じ、この地球上に実在しながらも、人間がアプローチし得ない、未知にあふれた深海という世界。そこに生きるダイオウイカ。それを追い続ける研究者のおひとりである窪寺さん。神秘であるからこそ惹かれ、感動の発見があるからこそ惹かれるのだと思います。
人類400年のロマン。
窪寺さんのロマン。
深海の神秘、私たちのロマン。
「深海の怪魔 ダイオウイカを追いかけて」。窪寺さんのロマンあふれるお話、皆さん、ご一緒しませんか。(湯川)

メルマガ
登録

メルマガ
登録