ファカルティズ・コラム
2008年09月29日
『習慣化』する力(前編)
このブログは、毎週更新を目標にしています。
そして基本的には木曜日か金曜日に更新しています。
ところが先週は、(他人事みたいな言い方ですが)更新がありませんでした。
「更新できなかった」のではありません。
確かに金曜日は出張でPCの前には座れなかったのですが、木曜日は違いました。
私は「更新しなかった」のです。
しかしそれは意図的ではありません。
はっきり言って、「更新するのを忘れていた」のです。
「何か意味ありげな書き出しで、結局はそれかよ」とお思いでしょう。
しかしこれ、結構重要なことだと思うのです。
さて、なぜ私はブログの更新を忘れていたのでしょうか。
理由は至極単純です。
手帳の木曜日の欄に、『ブログ』と書いていなかったからです。
「はあ?」と言わないでください。
これ、結構重要なことなのですから。
我々が、手帳やスケジュール管理ソフトに予定を書き込むのはなぜでしょう。
もちろんそれは「予定通りスケジュールをこなすため」であり、可視化することで思い違いや忘れてしまうことを防止するためです。
「忘れても大丈夫なように書き込む」と言ってもよいでしょう。
では、あなたはいつその手帳を見ますか?
手帳を見ることを忘れてしまったりしませんか?
たぶん、「毎朝必ず見るし、ちょくちょく確認するのが習慣になっているから、見るのを忘れることなんかないよ」と仰るでしょう。
そう、『習慣化』されているから大丈夫なのです。
手帳に「手帳を確認する」という予定を書き込む人がいないのは、その行為が習慣になっているからです。
つまり私のブログの更新は、未だ習慣にはなっていないのです。
だからちゃんと手帳に書かないと忘れてしまうのです。
毎日寝る前に必ずブログを書く人がいますが、それは既に習慣化しているからできるのです。
私のようにネタ探しに汲々としている人間には、日刊のブログなど無理ですが(笑)
さて、ブログを更新しなかったというネタで、その言い訳を長々と述べているように見えるかもしれません(笑)
しかし転んでもタダでは起きないのが私の良いところ。
ここからが本題です。
「継続は力なり」とはよく言いますが、「習慣化は力なり」と言い換えても良いでしょう。
習慣化すると、考えなくてもカラダが動きます。
だから作業モレがなくなりますし、作業品質も安定します。これ、大事なことですよね。
では、どうやったら習慣化は実現するのでしょう。
答は簡単。
「アタマで考えなくてもカラダが動く」ようになるまで、しつこく繰り返しやる。
これ以外、習慣化の方策は存在しません。
だからスポーツや芸術、それに料理の世界でも、技術を身につけるために『訓練』と称して繰り返し繰り返し実践するわけです。
しかしスポーツや芸術、料理のような技術と、ビジネスのスキルや習慣を十把一絡げで語るのには無理があります。
明確な訓練の場は研修くらいしかありませんし、必要に迫られているわけでもありません。(いや、本当は必要なのだけれど、それに気づいていないという方が正しいかもしれません)
では、「習慣化させるために繰り返し実践する」にはどうしたら良いのでしょう。
次回に続きます(笑)
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