2010年12月24日
初スマートフォンに思う
今日はクリスマスイブ。
ですが、例年以上に街のクリスマスらしさが薄い気がするのは私だけでしょうか?
テレビではクリスマスイルミネーションの特集などもやってはいるのですが、なんとなく社会全体に「クリスマスというイベントを楽しむ」空気が感じられません。
それだけ個人も組織も余裕がない…とはあまり考えたくないのですが。
私自身も、今夜は仕事で夕食もひとり寂しく、の予定です。
とはいえ、明日の夜に家族でささやかなクリスマスパーティを予定しており、毎年恒例の『パパが作るローストチキンとフォンダンショコラ』の仕込みが待っています(笑)
そしてクリスマスといえばプレゼント。
ムスメにはPSPのゲームソフト。私は…念願のスマートフォンを手に入れました。
(元々12月に買い換える予定だったので、厳密にはクリスマスプレゼントではないのですが(笑))
私が機種変更で買ったのはREGZA Phone T-01C。NTTドコモのアンドロイド搭載スマートフォンです。
当初はGALAXY S を購入予定だったのですが、12月注に入手できないこと、そしてデザインや防水機能の観点からこの機種にしました。
まさにクリスマスプレゼントにオモチャを買ってもらった子供のようにヒマがあると触り、そして周りに見せびらかしている(笑)わけですが、インプレッションも含め少し私のスマートフォンに対する考えをお話ししたいと思います。
まず最初に感じたのは、「スマートフォンとは従来の携帯電話とは似て非なるもの」ということでした。
これはもはや”電話”ではなく、「携帯電話の機能強化版」でもない。
ましてや、「パソコンの代替品」でもない。
メタファーで言うと、これは”自分専用の秘書”です。
電話、つまり通話機能は秘書が持つ様々な機能のワンオブゼムでしかありません。メール機能についても同様です。
自分が仕事や生活をするにあたって、いつも側にいる秘書に何を望むか、それによってスマートフォンは1台1台全く異なる個体となるのです。
従来の携帯電話は、他人のものでもすぐ使えたはずです。
しかしスマートフォンでは、たとえば電話をかけるだけでも他人のものは使いにくい。
ホーム画面(従来の携帯電話で言えば待ち受け画面)から、どのようにでもカスタマイズできるからです。
私も今のところ電話のアイコンをホーム画面に置いていますが、元々電話の頻度が低いのでいずれはそこから消えるかもしれません。
そうなると私のスマートフォンを借りた人は、電話として使うだけでも一苦労するでしょう。
このカスタマイズの前提となるのが、AndroidというOS上で動作する様々なアプリケーションです。
FOMA回線やWiFi(無線LAN)経由で「自分にとって必要な」(ここ重要)アプリケーションをダウンロードし、それを使いやすいようにまたカスタマイズし、優先順位を考えてホーム画面に配置する。実はこのホーム画面だけでも専用のアプリケーションがいくつもあり、自分の使いやすいものを選択できます。
こうして少しずつ”自分専用の秘書”を作っていく。これがスマートフォンだと考えます。
「そうすると、やはりパソコンの代替品では」と思われるかもしれませんが、いちいち起動とシャットダウンが必要で、使いたいときにすぐ使うことができないパソコンでは、”自分専用の秘書”になり得ません。
こう考えると、実はスマートフォンは携帯電話やパソコンの延長線上にあるというより、以前少しブームになった電子手帳がオープンな環境で復活したと考えた方がいいかもしれません。
余談ですが、個人的にはこの「オープン化を指向しなかった」という点と、電子”手帳”という紙メタファーが、電子手帳がスタンダード化するのを阻害したと考えています。
さて、スマートフォン全般についての私の考えは以上ですが、ここからは実際に使ってみた具体的感想も述べておきましょう。
よく話題に上る『電池の持ち』については、「カフェが仕事場」のようなノマド的使い方をしない私にはさほど問題はないようです。それでも1日1回の充電は必要ですが。
GPS機能を使ったgoogleマップや音声認識による検索機能はスマートフォンならでは。これはとても便利で、これだけで「時代はここまで来たか」と思わせてくれます(笑)
あと重宝しているのはスケジューラー。
私はシステム手帳ライクに使える『ジョルテ』を使っています。これを全部で5面のホーム画面のひとつにウィジェツトとして貼り付け、いつでも確認できるようにしています。
ちなみにホーム画面は『ADW.Launcher』、ブラウザは『Dolphin Browser』、ツイッタークライアントとしては『ついっぷる』、そしてQRコードから直接Webサイトに飛ぶための『QRコードスキャナー』などをダウンロードして使用しています。
そして上記のアプリケーションは全て無料。
もちろん有償で多機能なアプリケーションもたくさんありますが、自分の秘書に厳しいハードルを課さない限り、無料のアプリケーションだけで十分です。
さらに私のように自宅と職場に無線LANの環境があれば、それをWiFi登録して高速化&パケ代節約も(笑)
この機会に、あなたも”自分専用の秘書”を持ってみませんか?
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