KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

戦略的対話力
[11月/B日程]

意思決定の質を高める
議論の実践

組織において質の高い意思決定をするために重要なことは、お互いが主張し合うことでも意思決定権者を立てることでもなく、立場や利害の対立を前提として話し合うこと、つまり対話による建設的な議論です。

本プログラムでは社会心理学・行動経済学・組織論を踏まえた体系的な方法論を学び、対話のアクティブラーニングを通して自身の思考の癖を掴むことで、組織での良質な意思決定方法を習得します。

対象
  • リーダーシップを発揮する上で、組織内の理解と協力を獲得する方法論を学びたい方
  • 組織内のコミュニケーションの改善を図りたい方
講師
開催形態

オンライン

日程・時間
1 2 3 4
2024年
11/5
(火)

18:30-21:30
2024年
11/12
(火)

18:30-21:30
2024年
11/19
(火)

18:30-21:30
2024年
11/26
(火)

18:30-21:30
他の日程
参加費

115,500円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

24名 (法人派遣は1社につき4名様まで)

進め方

対話学の基礎理論のレクチャーと、組織内の意思決定をシミュレーションする演習を通して人間の認知の限界(ヒューリスティック)を体感し、それらを回避する方法論を学びます。

  • セッション中に、GoogleドライブあるいはBoxのいずれかでディスカッションケース等の資料を閲覧いただきます。いずれかにアクセスできるPCや環境からご参加ください。
修了基準

全セッションの参加により認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。

満席

SESSION

SESSION 1

対話の意義

“3人よれば文殊の知恵”という言葉があるが、組織では人が一定以上集まると、集団浅慮によって誤った方向へ進み、安易な問題解決に陥りがちである。具体的な問題への対処例を考えることで、対話の意義を理解する。

演習1

対話の基礎を知るディスカッション

演習2

リスクマネジメントに関するディスカッション

SESSION 2

対話の方法論

確かな意思決定をするためには事前準備が重要となる。ステークホルダーを洗い出し、他者視点で論点を考える演習を通して、自分一人では出せないアイデアに発展させる方法論を習得する。

演習3

先入観を捨てるトレーニング

演習4

多面的に考えるトレーニング

SESSION 3

解決策の創造

いかに良い論点を見つけても、その後の議論次第では陳腐な結論となってしまうことがある。詭弁に翻弄されずに本質を捉えた解決策を考えるために、集団心理と方法論を身につける。

演習5

議論を深堀りするトレーニング

演習6

フレームワークを用いた意思決定の実践

SESSION 4

対話型リーダーシップ

米国のウサマ・ビン・ラディン捕獲作戦でどのような意思決定プロセスがなされたのかを例に、危機的状況において対話型リーダーシップがいかに重要であるかを学ぶ。

演習7

総合演習(1)

演習8

総合演習(2)

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参加者アンケート

  • レトリックというものを知ることができたことだけでもかなりの収穫だと思う。普段意識していなかった自分の対話の癖も認識し、改めたいと思う部分もあった。研修では手元にレトリックの一覧などを見ながらどれに該当するか考えることができたが、実践では難しいだろうとも思う。だからこそ学んだ今から少しずつでも意識し、身につけていきたい。まずはもう少し詳しく聞かせてくださいっという声かけから始めていきたい。研修は毎回議論するテーマも面白く、3時間の講習もあっという間に感じた。皆で議論した後に隅田先生からのコメントをいただくと、納得感や新たな発見があり、毎回刺激的だった。私は自分の言葉で話すのが苦手で今回も上手く話せない時もあったが、今回は本当に勉強になった。ありがとうございました。
  • 会議やファシリテーションのジレンマが可視化できた。実務に非常に有効な研修だったと思います。
  • レトリック(修辞学)の型を講義とグループディスカッションによる実践を通じて体験することができ、自分の思考や発言の癖に気付くことができました。それが周囲にどのように影響を及ぼしているかを理解することで、会議、打合せ、1on1等のシーンに応じて、無自覚ではなく、意図してレトリックを使うということを実践していきたいと思います。
  • 実践的に学べたのは大変良かったです。また他業界の方と交流でき、様々な観点で見れたことはとても刺激になりました。
  • 普段から会議設定をする事が多いのですが、「自信があるかどうか」や「状況を深く理解しているか」といった点に焦点を置いて自身のパフォーマンスを評価しており、毎回安定したQualityを出せていない(議論を引き出せていない)ように思っていました。ディスカッションを通して修辞学の基本を学ぶことができ、自身の表現方法を振り返るきっかけになりました。
  • グループディスカッションのケースがよく検討された題材で、実際に考え、試すことで学びを深めることに役立ちました。
  • 様々な立場の方とディスカッションでき、毎回刺激を受けました。先生の講義も事例を交えながら、大変わかりやすい内容で、興味深いものでした。