KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

これでいいのか
日本の人事!

バズワードに踊らされない
人事のプロを目指す

時代、社会、ビジネス環境の激変によって、人事部門が解決すべき課題は刻々と変化しています。変化に適応しようとするあまり、目先の問題解決に追われ、次々と現れるバズワードに翻弄され、腰を据えて向き合うべき真の課題を見過ごしてはいないでしょうか。

本講座では、いま人事部門が立ち向かうべきイシューをとりあげ、先端的な調査・研究をベースに、問題の本質まで探索的にディスカッションします。起きている時代や環境の変化とともに人事のイシューと本質をつかむことで、流行に振り回されることなく課題を見極め、自社の戦略実現や社員の成長に寄与できる、人事のプロフェッショナルを目指します。

対象
  • 人事部門、人材部門の方
  • 直近の人事課題の本質を正しく深く理解したい方
  • 組織と人材の課題解決を求められている経営スタッフやラインマネジャー
講師
ゲスト講師

イシューセッターとして

古屋 星斗
(リクルートワークス 研究所 研究員)

吉川 克彦
(至善館教授 副学長)

千野 翔平
(リクルートワークス研究所 主任研究員)

開催形態

ハイブリッド(キャンパス/オンライン)

日程・時間
1 2 3 4
2024年
8/27
(火)

18:30-21:30
2024年
9/3
(火)

18:30-21:30
2024年
9/17
(火)

18:30-21:30
2024年
9/24
(火)

18:30-21:30
参加費

170,500円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

24名 (法人派遣は1社につき4名様まで)

進め方

はじめに、イシューセッターが各回テーマの調査・研究に基づく論点を提示します。これを受け、講師によるナビゲート、ファシリテートのもと真の課題を探索的にディスカッションします。

事前課題として、各回テーマの調査・研究に関する論文、レポート、ケースを読んでいただきます。事後課題として、セッションでの学び、気づきを振り返るとともに、自社の課題解決へどのように展開することができるかリフレクションシートで検討します。

修了基準

全てのセッションへの参加と課題の取り組みを評価して認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。

受付終了

SESSION

SESSION 1

日本の労働力問題は「人的資本経営」と「ジョブ型」で解決できるのか?

高齢化と人口減少という構造的問題によって、日本は2040年に圧倒的な労働力不足に直面すると言われています。人材(Human Resources)から人的資本(Human Capital)という考え方の変化、終身雇用を前提とした日本型雇用からの脱却、ジョブ型への移行など、昨今のイシューの根幹にはこの問題があります。

しかし、高齢化と人口減少がもたらす問題は、人手不足や人材確保の難しさだけはありません。2040年問題を本質から捉え、人事として考えるべき視点を議論します。

イシューセッター

古屋 星斗リクルートワークス 研究所 主任研究員

論点

2040年問題と日本の働き方の実像

SESSION 2

働きやすい職場は、人を育て、創造性を引き出せるのか?

職場に、個々人にとっての働きやすさや成長への期待感が求められるようになりました。企業は「働きやすい職場」と「新しい価値創造とイノベーティブな人材の育成」を両立するべく、人材のダイバーシティ、DX、リスキリングなどさまざまな取り組みを行っています。

働きやすい職場づくりにおいて、現在注目されているのが「対話」であり、背景には多様な価値観への理解を深めるために、対話や議論を積極的に行おうとする対話型社会が重要視されていることがあります。

しかし、働きやすいことが本当にモチベーションの向上や創造性の発揮につながるのでしょうか。対話型の意味、本質から可能性まで考えます。

イシューセッター

野田 稔リクルートワークス研究所 特任研究顧問

論点

対話型社会の学びと組織づくり

SESSION 3

グローバル展開とロ―カル適応の二項対立は乗り越えられるのか?

世界状況の不安定さや同時不況に日本の企業やビジネスも大きな影響を受けています。グローバルに一貫した経営活動と、状況に応じたローカル適応の両立はさらに複雑化し、関係性やバランスが問題視されています。

グローバルとローカルの二項対立構造は、本社とグループ・関連企業や支社支店拠点との関係性、ホールディング経営のマネジメントにも同様に見られ、人事は対立を解消する役割・機能を担っています。進化・変革の求められるグローバル経営における人事を主軸に議論します。

イシューセッター

吉川 克彦至善館教授 副学長

論点

グローバルとローカルの両立

調査・研究

グローバル人事に関するケースあるいは事前ヒアリング

SESSION 4

バズワードに振り回されない人事のプロになるために何が必要か?

時代と環境の変化によって、人に関する問題とその解決策が次々と登場し注目を集めています。しかし人事部門が担う真の役割は、バズワードに踊らされることなく、向き合うべきイシューを見極め、その本質を捉え、人材戦略に生かすことです。

新しい時代に求められる人事の役割を考えながら、自社の人材戦略の検討・立案に生かすことを目指して、人事の“真”と”新”の役割を議論します。

イシューセッター

千野 翔平リクルートワークス 研究所 主任研究員

論点

人事の役割 “真“と”新”

調査・研究

真・人事の役割