ビジネスセンスを磨く
財務リテラシー
[1月/B日程]
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ファイナンス視点をビジネスに役立てる
ROE、ROIC、資本コストといった言葉が経営計画に溢れ、アクティビストの活発化、敵対的買収の増加など株主との関係を考えさせられる現在、経営を理解するのにファイナンスの知識は不可欠です。本プログラムでは、ファイナンスの基礎を習得するとともに、日本企業の財務戦略を考察し、自社・業界・市場の動きをつかむ財務リテラシーを身につけます。
ファイナンスの知識が
必要となる場面- 経営レベル:企業価値を高める投資活動や物言う株主への働きかけ
- 現場レベル:システムや工場への設備投資・回収判断や関連会社・買収先企業へ出向した際の財務状況の把握・説明など
- 対象
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- 中堅社員~上級管理職・経営層
- ファイナンスを基礎から学びたい方
- 事業部門でファイナンスの視点をビジネスに活用したい方
- 関連会社や子会社への出向・異動などで経営判断を求められる方
- 講師
- 開催形態
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ハイブリッド(キャンパス/オンライン)
- 日程・時間
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1 2 3 4 5 6 2026年
1/9
(金)
18:30-21:302026年
1/16
(金)
18:30-21:302026年
1/30
(金)
18:30-21:302026年
2/13
(金)
18:30-21:302026年
2/20
(金)
18:30-21:302026年
3/5
(木)
18:30-21:30
- 他の日程
- 参加費
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170,500円(税込)
→ 割引制度・キャンセル規定
- 定員
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25名 (法人派遣は1社につき4名まで)
- 修了基準
全セッションの参加により認定
欠席の際は事前課題の提出、指定期間内の録画映像視聴・レポート等の提出をもって参加とみなします。
お申し込み
SESSION
- SESSION 1
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重要性が増すファイナンス
日本では長らくファイナンスは財務部のみが知っていればいいという考え方が主流であった。そのためか、まだまだ財務関係者以外ではファイナンスの理解が十分でない。なぜ企業は資金が十分にあるのに銀行からお金を借りるのだろうか。株価や企業価値とは何を表しているのか。経営とファイナンスの関係を整理し、全体像を把握する。
- SESSION 2
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国と企業とファイナンス
企業は法律や金融制度、ステークホルダーの利権などによって立ち振る舞いを変えてきた。なぜ日本ではファイナンスが軽視されていたのか、なぜ最近になって重要視されるようになったのか、変化の激しい時代にあって、今後どのように変わっていくのだろうか。
戦後の企業のあり方を俯瞰して見ることで、ファイナンスの大局観を養う。
- SESSION 3
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株主から見た経営
株式会社は株主がいてこそ成り立っており、ファイナンス理論とは投資家の考えを描写したものといえる。企業がどういう場合に将来への投資をし、株主還元するのか。ファイナンスの基礎となる現在価値の概念とリスク・リターンの考え方を学び、株主にとっての経営の結果とは何かを考える。
- SESSION 4
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失敗から学ぶファイナンスの重要性
企業経営においてファイナンスはどのように活きるのか。
企業はライフサイクルや市場環境に応じて資本構成を変える必要に迫られる。バランスを崩した資本構成や財務戦略は経営をも揺るがすものであることを、出光興産の事例で確認し、経営を支えるファイナンスの視点を考察する。
ケース
出光興産株式会社の株式上場(A)
- SESSION 5
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変化する企業の経営指標
ROEではなくROIC(投下資本利益率)を経営目標に掲げ、その目標設定にWACCと呼ばれる指標を使う企業が増えている。なぜ企業はROIC経営へと舵を切るのだろうか。実在企業を例にとり、資金調達・投資・配当といった企業行動や日々の現場の業務が企業価値にどのような影響を与えるのかを読み解く。
- SESSION 6
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ファイナンス視点から考えるこれからの経営戦略
安定した成長が難しい変化の時代である今、経営者と投資家との利害の不一致もあり、経営は複雑化している。ソニーグループとファンドとの争いをなぞることで、今後目を向けるべき日本企業の財務課題を考え、既存の枠組みにとらわれないファイナンス戦略のあり方を検討する。
ケース
ソニーグループ2021年
参加者アンケート
- 社会人になってから受講した数々の講座の中で1,2を争う面白さでした。過去経営企画にいたもののファイナンスには非常に苦手意識があり、本を読んだりセミナーを受講したりしても、イマイチ理解ができずにおりました。しかし、このプログラムを受講して「ファイナンスって面白い!!」と心から思えるようになりました。
- とても楽しく参加させていただきました。講義の内容、先生の会話共に面白く時間が経つのを忘れてしまうくらいでした。
- ファイナンスの基礎を本質的に理解できるようなプログラムとなっており、とても有意義に学習する事が出来ました。 具体的にはファイナンスの指標の式や使い方は一般的な参考書があれば理解する事が出来ますが、なぜその指標が重要なのかや他の指標との関係性は参考書では理解できない為、とても勉強になりました。
- 株式会社の成り立ちから金融システムの変遷や現代の経営指標まで、幅広いファイナンスの知識を学ぶことができ、この講義だからこそ習得できた内容(経営指標の背景や意図、ケースを通した経営×ファイナンスの着眼点、主要企業と自社の経営指標の比較など)が、盛り沢山の満足度が高いプログラムでした。
- 講義の中に、参加メンバーの会社の経営指標やトピックスを織り交ぜてくださっていることで、ファイナンスとの距離感を縮める工夫が散りばめられており、ファイナンスがより自分事化できるきっかけになりました。
- 齋藤先生の切れ味のあるトークが非常にわかりやすく、楽しく興味深く教えて頂いた。これまで聞いたことのあるファイナンス用語が何を意味しているのか、その背景、企業がそのKPIを採用する意図など、一連の流れとしてとらえることができた。
- 会社が掲げる目標値の意味だけでなく、その背景にあるものは何かなどネットや本に載っていない情報が聞けて良かった。会社が掲げる目標の意味や意図が少し分かった気がする。
- 過去事例、今のトピックス、齋藤先生の面白いお話など織り交ぜながら進行いただけたので、飽きることなく新鮮な気持ちで参加することができました。
- 財務の専門用語をしっかり理解しないとわからないといった事はなく、流れで説明してくれるので事業部門でファイナンスの視点を学ぶのにとても良い講義でした。とくに出光興産株式会社のケーススタディを通じて、事業環境の変化に対応するための資本構成や財務政策の重要性を理解しました。
- 研修が始まるまでは、スケジュール(金曜日の夜)の面と内容についていけるか不安もありましたが、齋藤先生と事務局のお導きのお陰で興味深く勉強できたと本当に喜んでおります。資料も相当あり、各3時間の講義でしたが時間の長さを感じることもなく、体力的にはきつい面もありましたが出席が楽しみに感じるようになっておりました。齋藤先生のユーモア感もとても良かったです。ありがとうございました!
- 「ビジネスセンスを磨く」とだけあって、財務指標のお勉強ということではなく、ファイナンスの成り立ちから、ビジネスにどのように関係し近代にむかってどう変遷を辿ってきたのか、短期間でインプットすることができ、腹落ちしやすい内容であった。全てを理解しきれていないので、これから復習に取組み、理解度をあげていきたい。
- 財務知識がないところから一気に学べた点が大変有意義でした。自社含めてたくさんの会社の今のリアルな事例を交えて講義してくださったところも大変興味を持って取り組めた要因だと考えてます。
- 社会人になって受けた講義の中で最も面白かったです。ありがとうございます。
- ファイナンスへの基礎を学ぶ中、ケーススタディを織り交ぜながら非常にわかりやすかったです。また、自社のデータ・分析も含まれており、より分かりやすかったです。
- 少しとっつきにくい専門用語や理論的な部分を、大枠の考え方や実例を添えて講義いただくことで、「ファイナンス」という言葉に苦手意識があった私でも、理解しやすかったと思います。
- 率直に、勉強になったことはもちろん、興味・関心を持って受講できた点で、面白かった。 難易度は、初めてファイナンスに触れる者からしたら決して優しいものではないが、一人で書籍で勉強するよりはるかに効率的。構成についても、自分がよく知る企業が例に取り上げられ、最後まで飽きることがなかった。
- 想定以上に深く、濃い内容であった。財務の基礎的な知識かと思いきや、経営戦略や戦術とキャッシュフロー、株価との関係などこんなにも体系立てて考えれることは今までになかった。それがゆえにとても難しくもあり、もっと時間をかけて学びたい内容であった。
- プログラムの内容・レベルが期待していたものと合っていた。HPの情報が適切だったと感謝。先生の開設もわかりやすく、ファイナンス=数字・難解の印象が変わった。強いていうなら第5回は時間が短くて残念だったし、もう少し聴講ばかりでなくディスカッションがあればなお良かった。
- 盛りだくさんの内容ありがとうございました。難しい内容もありましたが、復習でカバーしようと思います。
- 最初は事前に頂いたパワーポイントの量に驚き、ファイナンスという難しい内容の理解が追い付くか非常に心配でしたが、先生のご講義のスピードと内容が非常にわかりやすく、終わってみたら問題なく理解できておりました。後半からはそのパワーポイントの量も見ても安心して受けることができ、とても有意義な3時間×6日を過ごすことができました。