KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

世界トップIT企業の
経営革新を読み解く
ー日本企業はどうする?

旧プログラム名:GAFANTの戦略を読み解く

ビッグ・テックのイノベーションの源泉・現状・未来を探索する

株式世界時価総額ランキングのトップ7は、実質的に米国ハイテク企業「Magnificent 7」によって占められています。その製品やサービスはよく知られているものの、経営実態については意外に知られていません。

本プログラムでは、その7社のうちマイクロソフトを除く6社(Apple、Google、Meta、Amazon、Tesla、NVIDIA)をとりあげ、最新の動向や財務業績を見つめつつ、経営戦略やビジネスモデルの成功メカニズム、課題や未来構想について総合的に読み解きます。そして今やAIがリードするIT革命のインパクトと今後の動向、日本や日本企業はどこに活路を見出すべきかを探ります。

対象
  • 中堅社員~経営層
  • 最先端IT企業の軌跡~最新情報や、IT革命と世界の動向に関心のある方
  • 自社のイノベーションを構想し、経営戦略立案を志す方

すべてほぼ過去1年内の新作ケース+直近事情を紹介の上で討議します。ハイテク企業は動きが早いので、知見のある方もご参加をお勧めします。

講師
開催形態

ハイブリッド(キャンパス/オンライン)

日程・時間
1 2 3 4 5 6
2025年
7/30
(水)

18:30-21:30
2025年
8/6
(水)

18:30-21:30
2025年
8/20
(水)

18:30-21:30
2025年
9/10
(水)

18:30-21:30
2025年
10/1
(水)

18:30-21:30
2025年
10/15
(水)

18:30-21:30
参加費

170,500円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

25名 (法人派遣は1社につき4名様まで)

進め方

すべてのセッションをケースメソッドで進めます。「個人研究(事前課題)→グループディスカッション→全体ディスカッション→まとめ・レクチャー」の流れとなります。個人研究ではケースを読み込み、ディスカッションの準備をします。

修了基準

全セッションの参加と課題への取り組みを評価して認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。

プログラム
お申し込み

SESSION

SESSION 1

Appleを読み解く-スティーブ・ジョブズが残した感動イノベーション

2人のスティーブが創業したアップルは、世界時価総額トップを走ってきた。ジョブズが憧れたのは日本のソニー。彼のデザインに多大な影響を与えた日本文化。そして彼の情熱を支えた日本人禅僧。しかし日本は彼にねじ伏せられた。それはなぜなのか?アップル・モデルの本質と死角、どこに向かうのかを読み解いていく。

ケース

アップルとスティーブ・ジョブズ(II)-「テクノロジー×リベラルアーツ」が生む感動イノベーション(2024年作成)

SESSION 2

Googleを読み解く-天才たちの研究パラダイスと「情報整理」の功罪

スタンフォード大学院の学生二人が立ち上げたグーグルは、なぜ「世界の情報を整理する」システムを作りえたのか? なぜそれを誰もが無料で使うことが可能に? なぜ人類の未来技術を研究する組織Google Xを作りえたのか? なぜ今逆風が吹き、生成AI上梓に出遅れたのか。研究開発企業の現状・課題・未来を議論していく。

ケース

グーグル.com-天才たちの『検索と広告』イノベーション(2025年新版作成予定)

SESSION 3

Meta(Facebook)を読み解く-無邪気な若者イノベーションの光と影

メタ(旧フェイスブック)はハーバード大学二年生だったM・ザッカーバーグが創業し、今日までCEOを務めている。

なぜ世間知らずの19歳が世界一のSNS企業を創り、また経営者を務めることができたのか。今なぜ世界から批判を浴びるのか。SNSの成り立ち・現状を未来と共に考察していく。

ケース

フェイスブックとマーク・ザッカーバーグ ―株式時価総額世界6位に成長した学生ベンチャ― (2025年新版作成予定)

SESSION 4

Amazonを読み解く-顧客起点のビジネスモデルとは?

ジェフ・ベゾスが創業したアマゾンは書籍ECからスタートしたが、今やクラウド・サービスのトップAWSを持ち、医療や金融、宇宙開発まで手を拡げ、創業理念「エブリシング・ストア」へと突き進む。

CEO退任後もベゾスの巨大な構想が尽きることはない。知られざるアマゾンの本質と未来構想を見つめる。

ケース

アマゾン・ドット・コム(III)―未来の顧客体験から、インフラを再発明する(2024年作成)

SESSION 5

Teslaを読み解く-マスクの「人類を救う」壮大な構想とは

EVトップのテスラをリードするイーロン・マスクは、それに先立つ2002年に宇宙開発のスペースXを創業した。そして2008年にはロケット打ち上げに成功する。なぜこんなに早く成功させることができたのか? またテスラを冷ややかに見ていた日本企業は、今やマスクの革新手法をマネし後追いしている。

X.comやトランプ支持も含めて、型破りなマスクの未来構想の凄みを成功要因や課題とともに考察していく。

ケース

イーロン・マスク(II)-スペースXやテスラが「人類を救う!」(2024年作成)

SESSION 6

NVIDIAとTSMCを読み解く-最強タッグの人材戦略とは?

データは21世紀の石油であり、データを駆使する生成AIがすべての産業、時代、国を変えつつある。そのAIのインフラとなるGPU設計を担うのがエヌビディアであり、製造するTSMCである。

台湾出自の二つの企業はなぜ成功し、どんな未来を描くのか。生成AIの未来とともに、あらゆる面から議論していく。

ケース

エヌビディア‥‥TSMCとの最強・台湾コネクション(2024年作成)

参加者の感想を見る

参加者アンケート

  • (昨年「GAFANTの戦略を読み解く」の感想です)
  • GAFA の経営について 初心者にもわかりやすく体系的に学ぶことができた。直近の状況も反映していただき大変勉強になりました。
  • GAFA を内部外部含めてリアリティを感じながら学ぶことができた。 シリコンバレーがなぜメガテックの集結地になっているか体感することができた。
  • 財務諸表を確認した後に定性的な情報を見ることで、企業の姿をより立体的に見ることができました。
  • ここ20 年の情報産業革命の流れを、GAFA のそれぞれのケースから辿ることができた。また、それぞれの中心人物についてどこかしら共通の背景・マインドがあるということを知ることができた。
  • 日頃商品開発をしていますが、考え方が分からず行き詰まりを感じていました。今回の講座を通して、商品開発だけでなく会社全体が向かうべき方向性など大局的に捉えて考えていきたいと思いました。ありがとうございました。
  • 毎回とても面白いケースと講義で、楽しみながら学ばせて頂きました。今後GAFAMを取り巻く状況や業績に注目していきたいと思います。そのうちCEO や企業の在り方も変わっていくでしょうが、今回取り上げた人たちだったらどうしただろうか、というのも折に触れて考えてみたいと思います。
  • 非常にわかりやすかったと感じています。先生も相当興味を持ち勉強された上での ご説明には感謝申し上げます。