経営人事の仕事論
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仕事が人を創り、
人が会社を創る組織・人材に関する課題が急速に拡がり、複雑化・深刻化している昨今、即座の対処を求めるあまり本質を欠いた解決策が生まれていることは否めません。
いま、人事パーソンに求められているのは、経営に資する人事としての哲学を礎に組織を変革し、新たな価値を紡ぐ、自社の次なる基盤を創っていくことです。そこには、理想(べき論)と現実の中で、経営人事として持つべきポジション(軸)を明らかにしていくことが肝要です。
本プログラムでは人事パーソンの実践から導き出される理論と経営の視座を統合し、ダイアローグとリフレクションを重ねることで、経営人事としての哲学を築き、一段高い視点を得て、自らの仕事論を確立します。
- 対象
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- 経営に資する人事の役割・機能を実践したい方(人事部門経験は問いません)
- 人・組織に関する経営課題についてこれまでの枠にとらわれず考えたい方
- 人事プロフェッショナルとしての自らのキャリアを描きたい方
- 講師
- ゲスト講師
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中村 有沙
(LINEヤフー株式会社人事総務統括本部ピープル&カルチャーデベロップメント本部本部長)伊藤 綾
(株式会社ビズリーチ執行役員 人事本部長)内山 夕香
(サッポロホールディングス株式会社グループ執行役員、サッポロビール株式会社取締役執行役員)藤倉 尚
(ユニバーサル ミュージック合同会社 社長兼最高経営責任者(CEO))山口 周
(コンサルタント、著作家)篠田 真貴子
(エール株式会社取締役)
- 開催形態
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対面(キャンパス)
- 日程・時間
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1 2 3 4 2025年
10/8
(水)
15:00-18:152025年
10/20
(月)
15:00-18:152025年
10/30
(木)
15:00-18:152025年
11/5
(水)
15:00-18:15本間 中村
本間伊藤
本間内山
本間5 6 7 8 2025年
11/17
(月)
15:00-18:152025年
11/26
(水)
15:00-18:152025年
12/12
(金)
15:00-18:152026年
1/16
(金)
15:00-18:00藤倉
本間山口
本間篠田
本間本間
- 参加費
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264,000円(税込)
→ 割引制度・キャンセル規定
- 定員
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24名 (法人派遣は1社につき4名まで)
- 進め方
当プログラムはテレビ番組『アクターズ スタジオ インタビュー』(原題『Inside the Actor’s Studio』)のイメージをモチーフの1つにしており、テーマに応じたゲストスピーカーが登壇します。ゲストスピーカー、講師、参加者の三者が対話を通して、人事の哲学を言語化し、深め、参加者が自らの仕事やピープルマネジメントを行う上での軸を明らかにし、経営に資する人事を実践できるように進めます。
毎セッションに事前学習が課されます。事前学習では「3つの問い」のもと当該テーマに関する自社、自組織の問題意識や自身の考えを整理します。セッション当日はゲストスピーカー・講師との対談、質疑応答、参加者同士の対話から考え、知見を深めていきます。セッション終了後は、セッション内で学んだこと、気づき、自組織の課題解決へどのように繋げ、実践していくかをリフレクションシートで外化(言語化)し、相互のシートを共有しながら、さらに新たな気づきや発見をしていきます。最終セッションでは、経営人事プロフェッショナルとしての自身のこれからの哲学、仕事論を築き共有します。
セッションを通して、自組織の課題を明確にしながら、自らが学び行動を変容し、経営人事プロフェッショナルとして自らが何に取り組んでいくのかを念頭に置き、相互に学び行動していくこととします。
- 修了基準
全セッションの参加により認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。
お申し込み
SESSION
- SESSION 1
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経営に資する人事へ
人事責任者だけでなく、経営幹部となる人にも人事についての知識、考え方が求められているのはなぜか。経営に資する人事と言われて久しい中、その背景や潮流、今後の展望について概説する。
- SESSION 2
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PMIと人事
企業買収や統合はこれからの経営に欠かせないトピックである。LINEとヤフーの統合を人事の視点から捉え、PMIにおける経営人事について考える。
ゲストスピーカー
中村 有沙LINEヤフー株式会社人事総務統括本部ピープル&カルチャーデベロップメント本部 本部長
- SESSION 3
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採用戦略
日本の採用にイノベーションを起こしたビズリーチは、サービスとしてだけでなく、自社の 採用活動が優れている企業として知られている。
現場の人事の巧拙ではなく、経営人事の視点から、採用のあり方を探る。ゲストスピーカー
伊藤 綾株式会社ビズリーチ執行役員 人事本部長
- SESSION 4
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経営人事の仕事
昨今のキイワードである「経営に資する人事」は、耳障りはよいものの、その具体的なイメージをつかむことは容易ではない。
販売など現場の経験を活かしつつ、人事の執行役員、取締役などさまざまな視点から経営に資する人事を経験してきたからこそ見える風景を、参加者とともに考える。ゲストスピーカー
内山 夕香サッポロホールディングス株式会社グループ執行役員、サッポロビール株式会社取締役執行役員
- SESSION 5
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エンタメからタレント発掘を考える
経営で成果を出すために、人材育成やタレントマネジメントの重要性はさらに高まると予想されている。
グローバル企業の幹部として世界のタレントマネジメントの潮流を知り、さらに日本の責任者として日本人の文化に適したアーティストを発掘・育成していく、その最前線の話を聞きながら、経営人事のヒントを探る。ゲストスピーカー
藤倉 尚ユニバーサル ミュージック合同会社 社長兼最高経営責任者(CEO)
- SESSION 6
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経営者育成を再考する
人事に限らず、多くの経営者に示唆をもたらす山口周さんは、複数の企業で経営者のトレーニングを行う教育者でもある。「組織はトップの器以上には育たない」というように、企業も経営チーム以上には育たないとすると、経営者育成は経営人事の大切なテーマでもある。
美意識、クリティカルビジネスパラダムなど、これまで次々に新しいコンセプトを世に出してきた山口さんだからこその視点で経営者育成を考える。ゲストスピーカー
山口 周コンサルタント、著作家
- SESSION 7
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経営チームを再考する
篠田さんは、これまで多くの企業で取締役や経営者に近い立場、かつマイノリティとして組織を見るという稀有な経験をされた方としても知られている。
コーポレートガバナンスの重要性が指摘される中、どのような経営チームをつくっていくべきかは人事の重要課題である。取締役会をテーマに、そのあり方、考え方を探る。ゲストスピーカー
篠田 真貴子エール株式会社取締役
- SESSION 8
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まとめ、経営人事の哲学をみがく
これまでの講義を振り返りまとめる。また講義での対話を踏まえた学びや、変えていきたいこと、始めたいことをシェアし、自らの哲学を言葉にしていく。