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「ヤバい」と「エグい」

「マジやばい」

調べてみましたが、「危ない、不都合な」といったネガティブな意味で使われていた「やばい」が「のめり込みそうなくらい魅力的な」というポジティブな意味で若者を中心として使われるようになっていったのは1990年代後半から2000年代前半にかけてのようです。

今ではすっかり私のようなシニア層まで普通に使うようになったこの言葉。
言葉は生き物ですから、TPOさえわきまえていれば「言葉の乱れ」と目くじらを立てる必要はないと言えます。

ちなみに2015年に実施された「あなたの言葉を辞書に載せよう。2015」キャンペーンでの「ヤバい」への投稿では、様々な面白い定義が優秀作品として選ばれました。

その中で私が「ヤバい」と思ったものをいくつかご紹介します。

1. 「いとをかし」の現代版。
  →上手い! 現代版『枕草子』の感嘆表現ですね。

2. 高ぶる感情を上手く説明できないときに若者がしばしば使う言葉。特に意味はない。
  →「特に意味は無い」、ここがポイントですね(笑)

3. 形容詞と思えば腹も立つが、感嘆詞と考えれば筋が立つ。
  →確かに! 達観してますね。

さて、そして「ヤバい」に続いてここ数年急速に一般化してきた言葉に「エグい」があります。
WBCの侍JAPANの打撃練習で、大谷選手のスイングと打球を間近で見た万波選手が「エグっ!」と驚嘆していましたね。

2024年11月19日
NEW!

妄想のススメ

みなさん、「良い妄想」してますか?

「いや、妄想って悪いことだろう」

と思われるかもしれません。確かに辞書では
———————————————-
<妄想>

1.根拠もなくあれこれと想像すること。また、その想像。「?にふける」「愛されていないと?してひとりで苦しむ」

2.仏語。とらわれの心によって、真実でないものを真実であると誤って考えること。また、その誤った考え。妄念。邪念。

3.根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって訂正することができない主観的な信念。現実検討能力の障害による精神病の症状として生じるが、気分障害や薬物中毒等でもみられる。内容により誇大妄想・被害妄想などがある。

(goo辞書より)
———————————————-
と定義されています。

しかし私は確信を持って「もっと妄想すべき」と言いたいのです。

2024年10月25日
NEW!

それは「良い経験」ですか?

いきなりですが質問です。
「経験」と「体験」の違いは何だと思いますか?

辞書を引くと、その用法の違いが以下のように説明されています。

2024年9月13日

「言葉」とは何か

「言葉とは一体、何なのでしょうか? (辞書のコピペではなくあなたの考察を是非聞かせてください。)」

いやあ、思考トレーニングのお題としてもなかなかそそられるテーマです。
既に様々な答が投稿されていましたので、私が「なるほど」と思った回答をダイジェストでいくつかご紹介します。

2024年7月25日

人材育成に正解なし

先日、ある研修内でのディスカッションでこんなシーンがありました。
この研修はケースを通して課題解決のスキルを身につけることが目的でしたが、参加者が管理職への昇格試験を目前にしていることに加え、ケースの内容が組織におけるコミュニケーションや人材育成を取り上げているため、ケースの論点も当然コミュニケーションや人材育成など、マネジメントが中心になりました。

2024年7月4日

困りごとの相談に答える

こういう仕事をしていると、様々な質問に答える場面が多くなります。
多くは企業での研修やMCCの講座における質疑応答のシーンですが、その中で、あるいは研修や講座の終了後や昼休みなどで、具体的な「困りごと」の相談をされることがあります。

2024年6月6日

タイパの本質

昨年かなり流行したワードに「タイパ」があります。
タイパ=タイムパフォーマンスの略で、直訳すれば「時間対効果」ですが、短時間で大きな満足感を与える、という概念そのものは別に新しいものではありません。

2024年5月17日

あなたの「生きる意味」は?

本日は、少々哲学的なテーマです。
とは言えあえてロジカルに、すぐ答の出せない、そして唯一の正解のない問いを投げかけられたときの私の「考え方と答え方」をひとつのサンプルとして提示してみようと思います。

2024年4月25日

姿勢を意識する

「姿勢」を辞書で引くと「1. 身体の構え方」「2. 心構え」と2通りの定義が出てきます。
1. が「きれいな姿勢」などのフィジカル、2.が「前向きな姿勢」などのメンタル面で「構える」です。さらに「構える」を辞書で引くと、「整った形に作り上げる」「これからに備えて準備する」などの意味があります。

2024年4月1日

「そうぞう力」を高める

桐朋高校の卒業式における卒業生代表、土田淳真さんの答辞が話題です。
答辞が紹介されたX(旧Twitter)では3万以上の「いいね」を獲得し、リプライでは「ものすごい名文」「胸が熱くなる」「とんでもない18歳」と絶賛の声が溢れました。

2024年3月18日

『思う』と『考える』の使い分け

皆さんはレポートや感想文を書くとき、『思う』と『考える』の使い分けにで悩んだことはありませんか?
「〇〇に変えたほうが良いと思います、と、変えたほうが良いと考えます、のどちらにしよう?」
「『思う』が多いのでここは『考える』を使おうかな?」

2024年2月19日

AIでどのような未来を創るか

日経トレンディの2023年ヒット商品ランキング、1位は『ChatGPT』でした。ChatGPTだけでなく、同じLLM(大規模言語モデル)であるGoogleのBardや、画像生成AIなども一気に商用化が進み、いよいよ2024年は「生成AI元年」となると言われています。

2024年1月23日

コラム再開します

ご無沙汰しております。昨年2月のエントリーから10ヶ月も空いてしまいましたが、忘れていたわけでも私がMCCからいなくなったわけでもありません(笑) まあご心配いただいた方もいないとは思いますが。

2024年1月9日

「運」と「ツキ」の違いとは

2023年2月24日

独創的な発想はなぜ難しいのか

2023年1月26日

One for all, All for one

2023年1月2日

「悪気のないパワハラ」はなぜ起こる?

2022年11月24日

Z世代のネットリテラシーは意外と低い?

2022年10月26日

サスティナブルの鍵は「手のかからない新陳代謝」?

2022年9月16日

思考と議論の「解像度」を上げる

2022年8月19日
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