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夕学レポート

2014年03月24日

第14回 6/10(火) 村田吉弘さん

moto_yosihiro_murata.jpg第14回 6月10日(火)は、菊乃井主人の村田吉弘さんです。
京都・祇園にある老舗料亭 「菊乃井」。18代前の先祖から京都に住み始めたという、生粋の京都人でもあるその家に、村田さんは、長男として生まれました。立命館大学在学中にフランス料理修行のために渡仏。大学卒業後、料亭での修行を経て、実家に戻り、1976年「菊乃井木屋町店」を開店。1993年「菊乃井」3代目を継がれて、現在に至ります。
「菊乃井」 主人として、料亭を仕切り自ら料理でもてなす村田さんはまた、「日本料理を正しく世界に発信する」「公利のための料理をつくる」 ことをライフワークにもされています。
昨12月、「和食(Washoku) 日本人の伝統的な食文化」、ユネスコの無形文化遺産に登録され、話題となりました。
食文化はいま世界で滅びかけている、国民一人ひとりが守っていかなければならないと、和食の登録申請に尽力されたおひとりでもいらっしゃいます。
世界、と同時に、日本の大人や子どもへの食育活動も積極的に展開しなければならない。NPO法人日本料理アカデミー理事長として、医療機関や学校を訪問しての食育活動や、アカデミックな継承と研究をめざした教育活動などにも取り組まれています。
今回、『夕学五十講』では、「京料理とは何か」、をタイトルにご講演いただきます。
世界からみた和食と、日本にいきる和食。ヨーロッパで料理修行された料理人であり、生粋の京都人である料理人。老舗料亭と、毎日の私たちの食卓。村田さんの原点が「京料理」にあるのかもしれません。日本のこころ、ぜひ皆さんに聴いていただきたい講演です。(湯川)

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