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夕学レポート

2015年03月18日

第15回6/11(木) 田中浩也先生

hiroya_tanaka.jpg6/11(木)は、慶應義塾大学環境情報学部 準教授 田中浩也先生にご登壇いただきます。
ファブ社会。
まだ聞き慣れない言葉かと思いますが、ファブラボ、3Dプリンタ、文化芸術創造都市(クリエイティブ・シティ)はいかがでしょう。すこしメディアで見聞きされたことがあるのではないでしょうか。
「ファブ」には、「Fabrication」(ものづくり)と「Fabulous」(楽しい・愉快な)という2つの単語がかけられています「ファブラボ」は、ファブの「laboratory」。
3Dプリンタやカッティングマシンなどの工作機械を共有スペースに設置し、市民が自由に利用できるようにする、それによって個々人が自身のアイデアや技術、感性でものづくりができる場でありワークショップ、それがファブラボです。田中先生は、日本におけるファブラボの発起人で、2011年には鎌倉に「ファブラボ鎌倉」も開設されました。
ファブ社会とは、さらにそれが”社会”へと広がったもの。田中先生は、「新しいものづくりの世界的ネットワーク」とおっしゃっています。
「ものづくりは、”何かのため”という以前に、生活の基盤に当たり前に組み込まれているものだ」と田中先生はおっしゃいます。ものづくりだけでなく、社会も、経済も、遊びも仕事も、生活もすべてが一体となっている社会のあり方
。ファブ社会は、これから近未来に予測される社会、可能性をもつ社会のあり方、として世界で注目が高まっています。先端的・実験的取り組みも始まっています。近未来をみすえた新しいものづくりとは、新しい社会、新しい生き方の提言でもあるのではないでしょうか。ものづくり、製造業、アートなどに携わっている方はもちろん、私たちが働き方や生き方について広く考えるヒントになりそうです。田中先生の最先端のお話を皆さんとじっくり伺えればと思います。(湯川)
・田中浩也先生
・慶應義塾大学環境情報学部 準教授
・演題:「ウェブ社会からファブ社会へ」
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