夕学レポート
2018年09月20日
第20回 12/12(水)千宗屋さん
12/12(水)は武者小路千家家元後嗣、千宗屋さんにご登壇いただきます。
千利休に始まる茶の湯 三千家のひとつ、武者小路千家。千宗屋さんはその十五代、次期お家元として2003年、後嗣号「宗屋」を襲名されました。また、同年、大徳寺にて得度、「隨縁斎」の斎号も受けられました。以来さまざまなお家元行事に携わられると同時に、ご自身の審美眼と感性をもって、茶の湯と日本文化にかかわるさまざま活動と発信を精力的に取り組まれています。
現代アートの芸術家や建築家など、他分野とのコラボレーションにも取り組まれており、国内外で注目されています。研究の専門は中世日本絵画史。大学でも教鞭をとられます。
茶の湯というと、日本の伝統文化の象徴的存在で、作法や決まりにしばられた堅苦しい世界と思われがちです。しかし千さんの活動やメッセージを拝見していると、私たちがそう思い込んでいるだけなのではないか、と気づかされます。
伝統とは「不滅の法燈」です。
火が途絶えることのないよう灯し続けるためには常に油を注ぎ足す必要がある。
千さんの言葉です、そしてご自身まさにそのための茶の湯をなさっている方。
お茶や日本の伝統文化に親しまれている方はもちろん、お茶に興味はあるけれども触れたことのない方、どちらかというと苦手をお感じの方、日本人として接してはみたい方、そんな皆さんにこそおすすめで、ぜひご一緒したい講演です。皆さんで、茶の湯と日本文化を身近に引き寄せ、感じてみることができたらと思っています。(湯川)
・千宗屋さん
・武者小路千家家元後嗣
・演題:「茶の湯のかたちに見る、日本の美と心」
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『婦人画報』10月号(最新号)にもご登場です。
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