夕学レポート
2015年09月28日
第23回1/21(木) 木村 幹先生
第23回1/21(木)は、神戸大学大学院国際協力研究科 木村幹教授にご登壇いただきます。
木村幹先生は、比較政治学、朝鮮半島地域研究をご専門とされ、日韓の歴史的変遷、歴史認識問題、政治過程の背景などをテーマに多数、著書や記事を執筆されています。
日本と韓国。隣国であり、経済においても、文化においても、交流はさかんで結びつきも強く、ともに民主主義でもあります。
韓国からの観光客の方々がたくさんいらしていますし、丸の内では雑誌の撮影や写真撮影もたびたび見かけます。日本から週末に、気軽な感覚で韓国旅行を楽しむ人も多くいますし、私の友人のなかにはドラマをきっかけに興味関心をもち韓国語を始めた人、韓国の伝統楽器ヘグムを習う人もいます。
このように親しみを感じる一方で、歴史認識問題では対立し続けています。政治的にも2012年の竹島問題以降、首脳会談すら開催できない状況が続いています。日韓関係の問題が報道や議論されるとたびたび、もしかしたらどこまでも解り合えないのではないか、という漠とした不安さえもちます。
木村先生は、この一見矛盾している日韓間の状況はどのようにもたらされたのだろうか、と問いかけられています。日韓関係の背後にどのような構造的問題があるのか。日韓は歴史認識問題を超えられるのか。今回は木村先生とご一緒に、対立し続ける関係の背景から、じっくり考えてみたいと思います。(湯川)
木村幹先生
・神戸大学大学院国際協力研究科 教授
・演題:「日韓は歴史認識問題を越えられるのか」
・講師紹介ページ
・Kan Kimura’s Homepage
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