KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

夕学レポート

2016年10月01日

第24回 1/24(火)田口佳史さん

yoshihumi_taguchi.jpg第24回1/24(火)、東洋思想研究家の田口佳史先生にご登壇いただきます。
田口佳史先生には、慶應MCCのメインキャンパスで、文化教養講座agoraの講師もお願いしています。各回テーマに基づいて、中国古典の文章、解釈、そこからの学びをご講義いただいたのち、問答形式で、田口先生に問い考える方法をとっています。私たちのどんな問いも真摯に受け止め、答えてくださる、田口先生。徳のある方、人格者とは、こういう方のことを言うのだな、と思ってきました。
孔子、『論語』、皆さんご存じのことと思います。
世界四大聖人にも数えられる、儒家思想の始祖です。2,000年以上語り継がれ、読み継がれてきた孔子は、どれほど偉大で清い聖人だろうかと思っていました。agoraで学んでみると、意外に、とても人間味のある人物像がうかびあがってきました。迷ったり、腹を立てたり、苦労したりもしていたのだとわかりました。そして、だからこそ言葉に説得力があり、真実があるのだとわかりました。
学ぶなかで、「この言葉はいまの自分のためにあったのではないか」と驚くことが、たびたび、ありました。自分が悩むほど、傷ついたときほど、より言葉が沁みることも実感しました。私はいまでも似たようなことに悩んだり迷ったりしていて、成長はゆっくりなのですがそれも含めて、古典に学ぶ意味とはそういうことなんだなと振り返っています。
田口佳史先生は、49年にわたり、ご自身挑戦、迷い、失敗、数々の経験をしながら、さまざまな中国古典をひたすら読み続け、研究と探求をし続けてこられました。孔子の言葉がそうであるように、私たちに、沁み入る言葉や考え方を紹介し前に進むきっかけをくださる田口先生。お一人でも多くの方に、ぜひいちど、出会っていただきたい。ぜひいちど、先生のもとで学んでいただきたい。そう心から思う先生です。(湯川)
・講演日 2017/01/24 (火)
・田口 佳史(たぐち よしふみ)
・東洋思想研究家、株式会社イメージプラン 代表取締役社長
・演題:「人生は噛みしめるように生きる」
講師プロフィールはこちら

メルマガ
登録

メルマガ
登録