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夕学レポート

2019年04月05日

第24回 7/17(水)安部 龍太郎さん

ryutaro_abe.jpg7/17(水)にご登壇いただくのは作家 安部 龍太郎さんです。
安部龍太郎さんは『血の日本史』で1990年にデビュー、2013年には『等伯』で第148回直木賞を受賞。皆さんご存じのとおり現代を代表する人気の歴史小説家のお一人です。私もいつか実現したらいいなと楽しみにしていました。
直木賞受賞作である『等伯』は、日経新聞の連載中から、話題となりました。
長谷川等伯といえば代表作『松林図屏風』。
この絵のことは知っているがそのすごさや描いた画家のことはあまりよく知らない、そんな読者も圧倒的に多かったなか、安部さんによって、躍動的で、力強く、生き生きとした長谷川等伯が描き出されたのでした。
歴史小説の面白さに引き込まれた、私も一読者、一ファンの一人です。
そんな安部さんが、歴史小説家になって三十年、ずっと取り組んできたテーマがある、とおっしゃいます。それが織田信長。『信長はなぜ葬られたのか』『信長になれなかった男たち』など作品もありますが、そこにとどまらない尽きぬ探究心や情熱を言葉に感じます。そしてそれが今回の講演実現にもつながりました。
「彼のことが分かれば日本と日本人が分かる。そう思ったからです。」
と安部さん。しかし追いかけ続け何がわかったか、といえば、なぜ信長がわからないか。そしてそこが面白い、そうに違いない、と今からわくわくするのです。信長を通じて眺める戦国時代、信長をとおして観る日本と日本人、作家 安部 龍太郎が描く “新しい歴史観” 楽しみでなりません。(湯川)
・安部 龍太郎
・作家
・演題は「信長はなぜ葬られたのか」
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