夕学レポート
2008年09月11日
第4回10/27(月) 国分良成さん
第4回(10/27)の講師は、慶應法学部 学部長で、中国政治を専門とされる国分良成先生です。
慶應法学部の中国政治研究は、故石川忠雄先生を嚆矢とし、先般亡くなられた小島朋之先生をはじめとして、蒼々たる顔ぶれが居並ぶ伝統ある研究領域です。
国分先生は、その伝統を受け継ぐ代表者として、多方面で活躍をされています。
夕学には6年前にも登壇いただきました。
その時のメモを見ると、当時飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けていた中国経済のアキレス腱として、二つの問題を指摘されていました。
1)外需頼みの経済、工業生産額の3割、税収の2割が外資系企業である。
2)経済成長がもたらすひずみの顕在化 環境とエネルギー
レノボがIBMのPC事業を買ったのは、その3年後でした。
時価総額世界500社ランキングでは、すでに中国は数で日本を凌駕しています。
一方で、格差問題は深刻化し、チベットやウイグル自治区の反政府活動の一因になっています。
環境やエネルギーにいたっては、すでに国内問題を通り越し、世界に影響を及ぼす国際問題にさえなっています。
したたかに成長しつつも、自分達の影響力の巨大さに戸惑い、なすすべ無く立ち竦む巨人の姿がそこにあります。
はたして、中国は何を思い、これからどこに行こうとしているのか。
北京五輪の熱が冷めた頃、新興大国が直面する「宴の後」の諸問題を鋭く分析していただければと思います。
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