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夕学レポート

2021年03月30日

第16回 6/18(金)斎藤 幸平先生

saito.jpg※講演開催日は4/28(水)から6月18日へ変更となりました。(4/22更新)
第16回 6月18日(金)は大阪市立大学大学院経済学研究科 准教授 斎藤 幸平先生です。斎藤先生はベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了、博士(哲学)。経済思想・社会思想がご専門です。Karl Marx’s Ecosocialism:Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economyによって、権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初歴代最年少で受賞、世界で活躍される若き経済学者でいらっしゃいます。
昨秋出版された『人新世の「資本論」』が、たいへん注目を集めています。
これまでの資本主義の限界を示し、新時代に世界はどうあるべきか、を訴える本書は2021年新書大賞を受賞。このことからも、どれほど、いま重要なテーマであるか、私たち一般市民にとっても身近かつ重要となっているか、がわかります。SGDsの登場は2015年9月の国連サミット。世界で目指す国際目標として紹介され、日本の取り組み、企業としての取り組みが始まり、さらに個人の取り組みや意識へと広がってきました。政治であり、環境問題であり、経済学であるこのSDGsを資本論、思想・哲学、というテーマで学ぶ機会です。
斎藤先生は、”迫りくる人新世の気候危機を前に、より大胆なアイデアが必要” と訴えられています。皆さんとじっくりご講義で学び、考えたいと思います。(湯川)
・斎藤 幸平先生
・大阪市立大学大学院経済学研究科 准教授
・演題:「人新世の危機とSDGsというアヘン」
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