KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

夕学レポート

2009年03月17日

第9回 5/22(金) 山田ズーニーさん

第9回 5/22(金)の講師は、文章表現・コミュニケーションインストラクターの山田ズーニーさんです。
ベネッセで高校生を対象とする小論文編集長として「書く力、考える力」の育成に取り組んできた山田ズーニーさん。
現在は、学生さんだけでなく、大人、企業人を対象とした、表現教育にも尽力しています。
糸井重里さん主宰の『ほぼ日刊イトイ新聞』では、「おとなの小論文教室。」を連載中ですので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
PCがビジネスツールとして普及して以来、私たちの表現技術は、ビジュアル化への傾倒を深めてきました。
また、メール文化の普及は、手紙や報告書を推敲し、手直しをするという習慣を、なくしつつあると言われています。
「ひと目でわかること」「ひと言で言い表すこと」が重要なことは言うまでもありませんが、それは、論理的に自分の考えを伝えるというプロセスの向こう側にある、一歩進んだ表現のあり方であって、思考のショートカットを意味するものではありません。
書くという行為を通して培われる表現力が、時を超えた普遍的な「知性」であることは、今もなんら変わることはないはずです。
文章表現のプロ、山田さんが説く、「相手のこころを揺さぶる文章」の要件とは何か。
ブログを書く私としても、興味深い講演です。

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