KEIO MCC

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夕学レポート

2013年03月14日

第9回 5/24(金) 笹岡隆甫さん

第9回 5/24(金)にご登壇いただくのは、華道未生流笹岡家元の笹岡隆甫さんです。
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華道「未生流笹岡」というのは、江戸時代に成立した未生流の高弟であった初代笹岡竹甫氏が、明治になって創設した流派だと言います。
明治になって、海外との交流が増えるとともに、外来植物が続々と渡来してきました。これらの外来植物をどのようにして生け花に取り込んでいくべきか、試行錯誤を重ねた初代が、環境適応型のイノベーションとして創設流派したのが「未生流笹岡」だと言います。
笹岡隆甫さんは、その三代目家元にあたり、二代目の祖父から3歳の頃から手ずから指導を受けてきました。
一方で、京大工学部で建築を学び、博士課程まで進んだといいますから、建築家の道も考えていたのかもしれません。
イノベーションの気風溢れる流派の精神を継ぎ、建築学で培った科学的思考とアートセンスを持った、新進気鋭の華道家といえるかと思います。
舞台芸術では、歌舞伎役者・中村福助氏らとのコラボに挑戦し、カルティエのイベントやレクサスオープニングイベントを手掛けるなど、伝統的世界の枠を越えた活躍もしています。
また、池坊由紀氏(池坊次期家元)、千宗員(表千家若宗匠)、千宗屋(武者小路千家家元後嗣)、藪内紹由(藪内流宗家若宗匠)各氏ら、伝統の若き継承者たちと「DO YOU KYOTO? ネットワーク」を立ち上げ、環境破壊防止を呼びかけているなど、日本文化に根ざした社会活動にも携わっていらっしゃいます。
今回の夕学では、いけばなという切り口で、日本を読み解いていただきます。
若き家元が語る「いけばなで語る日本」に乞うご期待!!

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